米マイクロソフトが2024年6月13日に新たな VBScript の廃止スケジュールを発表しています(フェーズ1~フェーズ3まで)

 

 

VBScriptを有効にする方法

 

 現状では、[スタート] > [設定] > [システム] > [オプション機能] > [オプション機能を追加する(機能表示)] ボタンを押して「使用可能なオプション機能の検索」で VBScript を検索しても出てこないなら、もう使えなくなってます。

 

フェーズ1

Windows 11 24H2バージョン以降VBScript FODsデフォルトでインストールされます。VBScript はデフォルトで有効でオンデマンドで使えます。

 

VBScript FODs がデフォルトで有効になっているのは、[スタート] > [設定] > [システム] > [オプションの機能]から確認できます(または、コマンドプロンプトを管理者モードで立ち上げ)

DISM /online /get-capabilities

 

24H2 バージョン以降と、ありますから、秋以降に正式にリリースされる Windows 11 24H2 バージョンからまた暫く使える事になりそうです。それまで待って完全廃止(未定)まで使い続けるか、今のうちに他言語に移行するか?というところでしょう。2027年頃に(フェーズ2)、VBScript FOD はデフォルトで無効になる予定です。

 

24H2 が正式にリリースされていない今の段階で、どうしても VBScript FODs を使いたい方は裏技的な方法で VBScript FODs をインストールする方法も見つけましたが、とても面倒くさいです。

 

それが WinPE 25398用のVBScript FOD をダウンロードする方法です。 この方のページで詳しく説明されてます。(自己責任でお願いします
Fixing VBScript Support in Windows ADK SEP 2023 Update (Build 25398)

 

以下は一部抜粋です。

 

 

WinPE 25398 用の動作する VBScript コンポーネントをダウンロードするには

 

  1. 最新のインサイダープレビュー(現在のビルド25951)をVMなど仮想マシンにインストール
  2. そこからFODをコピーします。ただし、OSからそれらを取得するには素早く行動する必要があります。

 

#(Windows Server バージョン23H2(ビルド25398)からも VBScript FOD を取得することができます)

 

 

まず、Windows 11 Insider VMで既存のVBScript FODを削除するには、次のコマンドを実行します:

DISM /online /remove-capability /capabilityname:VBSCRIPT~~~~

 

次に、以下のコマンドを実行してVBScript FODを再度追加します:

DISM /online /add-capability /capabilityname:VBSCRIPT~~~~

最後に、FODのインストールが約60〜70%進行したら、C:\Windows\SoftwareDistribution\Downloadフォルダに移動し、そこに作成された内容を一時フォルダにコピーしてください。ただし、インストールが完了するとファイルは削除されるため、迅速に行動する必要があります。

省略

 

以上です。

 

 

 

下の記事の情報は古くなりました。記事は残しますが参考にしないでください。

 

IE11のVBScriptを有効にする方法

 

Microsoftは数年前からInternet Explorer 11におけるVBScriptのサポート廃止へ向けた取り組みを開始し「ユーザーに対して移行猶予を持たせるほか、廃止までの緩和措置として特定の条件下ではVBScriptが動作」するようにしていましたが、ついに廃止へ向けた本格的な取り組みが進むことになったようです

IEはもちろん普段は使いませんが、IEコンポーネントを使ってVBSを実行させるには不可欠なものですし、なくなると不便です。移行猶予と言われましても、VBScriptのレガシーは目眩がするほど多いわけで、これをJavascript等に移行するなんてのはハッキリ言って面倒くさいのです。マイクロソフトさん、VBSからJavascript等に変換するアプリを無料で提供してください(〃▽〃)

訂正: 2022年6月から起動できなくなるのは iexplorer.exe (実際には現時点で VBscript で起動できます) のみで、Edge の IE モードやさまざまなアプリのために IE の com コンポーネントはシステム内に残るという事なので、2029年までしぶとく使えます

とりあえず、使えなくなるまでは使いますってことで早速やってみました


レジストリを直接弄っても出来ますが、グループ ポリシーの管理からも出来るので、こちらからやってみました。


ファイル名を指定して実行またはコマンドプロンプトから gpedit.msc を立ち上げ、ローカルグループ ポリシーエディターが立ち上がったら

左側のローカルコンピューターポリシーから
コンピューターの構成
 管理用テンプレート
  Windows コンポーネント
   Internet Explorer
    インターネット コントロール パネル
     セキュリティ ページ
      イントラネット ゾーンをWクリック

から

Internet Explorer での VBScript 実行を許可する をWクリック

デフォルトで未構成にチェックが入っているが
これを有効にチェックを入れる

チェック!

再起動後に有効になる


レジストリファイルにまとめると(*.reg)

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\1]
"140C"=dword:00000000
となりますが、ローカルグループ ポリシーエディターからの方が安心・安全だと思いますので、そちらを推奨

※140C = URLACTION_ALLOW_VBSCRIPT_IE

以上です。